きこえについて

まずは通常の診察を受けていただいてから、検査や専門外来の予約をおとりします。
このような方はまず初診でご相談ください。

・ 補聴器をした方がいいか悩んでいる方
・ 補聴器を試してみたいけど、相談できるところがなくてお困りの方
・ 補聴器を持っているけど、うまく使えていない方
・ 補聴器・人工内耳を装用しているお子さん、成人の方
・ 難聴のお子さんの言葉の発達が心配な親御さん

【補聴器外来】(火・金曜日、予約制)
補聴器をこれからお考えの方、すでに装用されている方に快適に補聴器を使っていただけるよう、検査や補聴器の調整を行います。
補聴器にはいろいろな種類がありますが、ライフスタイルやきこえに合わせた補聴器をご提案します。
当院では、一般的なきこえの検査の他に、言葉がどのくらいききとれるかの検査や補聴器を装用しての検査を行なっています。検査の結果を踏まえ、補聴器販売の資格(テクノエイド協会認定補聴器技能者)をもつ専門員から補聴器の調整・貸出をさせていただいて効果を確認していただきます。
※聞こえ方には個人差があり、個々にあう補聴器を見つけるまでに何度か受診していただくことになりますのでご理解ください。

【人工内耳外来】(予約制)
補聴器は音を大きくして内耳に音を伝えますが、それでも聞き取れない場合、人工内耳によって音を電気信号に変換し、脳に音刺激を伝えます。人工内耳は手術により体内に埋め込む必要があります。日本ではすでに保険適応となっており、1万人以上の方が装用しています。
人工内耳をお考えの方はまず通常の外来でご相談ください。人工内耳の適応かどうか検査を行い、人工内耳の手術ができる病院をご紹介いたします。
また、当院では言語聴覚士による人工内耳の調整(マッピング)、検査も行なっております。

【小児難聴外来】(予約制)
先天性難聴のお子さんは1/1000の確率で生まれます。先天性難聴は早期発見・早期治療が大切な疾患です。早期発見のために、産科で行われる新生児聴覚スクリーニングを受けることをお勧めします。
新生児聴覚スクリーニングで要精査となった場合、当院へご連絡いただければ、確定診断までの検査を行うことができます。
難聴と診断されたお子さんには補聴器や人工内耳の調整、言語リハビリテーションまでのお子さんがことばの獲得に必要な全ての治療を受けることが可能です。
特に当院では言語ハビリテーションに力を入れており、前東海大学健康科学部教授 北野庸子先生(現 信州大学医学部客員教授、NPO法人やまびこ理事長)と言語聴覚士が行なっています。
北野庸子先生は長年、難聴児の療育に携わってきた専門家であり、お子さんひとりひとりの発達の適切な評価と、評価に基づいたハビリテーションが可能です。

NPO法人 やまびことの連携
難聴のお子さんを取り巻く環境には地域格差があり、早期治療・療育を受けられない地域があります。このような中で、すべての地域のお子さんに最良の医療・療育を受けていただきたいという考えのもと、NPO法人やまびこが設立されました。
やまびこでは①補聴器・人工内耳を装用した乳幼児の療育、②通常教育環境で学ぶ難聴児に必要な言語指導、③難聴という見えない障害に対する社会的理解の普及啓発を事業の柱とし、活動しています。
クリニックはやまびこと連携し、遠隔指導など新しい試みを始めておりますので、遠方の方でもお子さんの難聴についてお困りのことがあれば、ご相談ください。

やまびこのホームページ
https://www.shinshu-yamabiko.com